「不動産賃貸経営博士」の情報誌【大家倶楽部】2017年春号【更新】 | 埼玉の不動産投資・収益物件・建物管理|株式会社エストハウジング

不動産投資コラム

「不動産賃貸経営博士」の情報誌【大家倶楽部】2017年春号

「不動産賃貸経営博士」の情報誌【大家倶楽部】2017年春号











勝ち組大家への道
物件の売り方



Quesution①
『なぜ収益物件を売却する人が増えているのでしょうか?もっとも多い理由は?』


現在、10年前に購入した新築1棟アパートを経営しています。
私の大家仲間では最近所有している物件を売却する人がちらほら増えてきている気がします。
私は安定経営できているので売却する気はないのですが、なぜ収益物件を売却する人が増えているのでしょうか?
色々なケースがあるかと思いますが、もっとも多い売却をする理由はどのようなケースでしょうか?



Answer①
『「今なら高く売れると判断した」場合と「経営に不安を覚えての売却」が多いです』


ご存知のとおり、現在投資用不動産の売買市場が大変活発です。
投資用不動産を購入して、不動産経営を行いたい、という方が大変増えています。

10年ほど前までは、投資用不動産の売買は、一部の富裕層、一部の給与所得者の間で行われていました。
現在は、金融機関の融資の姿勢も積極的であり、一般のサラリーマンの方でも物件を取得できる環境であるため、財テクの手段の一つとして、投資用不動産を1棟、また次の1棟を購入したい、という方が大変多いのが現実です。
本来不動産の売買価格の査定にあたって、①積算評価法②収益還元法③取引事例比較法の3つの手段を使って、いわば按分して、売買価格を設定します。
しかしながら、投資用不動産の売買価格の設定にあっては、収益還元法による売買価格設定に重点を置くため、高めの価格設定をすることが可能です。
「今なら高く売れるから、売却をしよう」との思いで、売却に出される方が多いようです。
また、上記に関連して、自身が所有する投資用不動産が古くなってきて、この先リフォーム費用もかかるだろうから今のうちに売却してしまおう、とのお考えも併せて持っているようです。
上記の方々は、売却資金を元手に次の物件に買い換える方が多いです。
即座に買い換える方もおられますし、良い物件が出るまでじっくり待つ、という方もおられます。
また、上記の事由とは全く別の理由で売却に出される方もおられます。
不動産経営は思った以上に退去費用もかかるし、今後空室が心配だし、撤退しよう、とのお考えの方もいらっしゃいます。
概略になってしまいますが、上記のような理由で、投資用不動産を売却される方が多いと思います。